平成14年5月24日(金)

中国の将来
――21世紀は、中国の世紀となるか――

石田収先生

石田収先生

 中国問題研究家、東京家政学院筑波女子大学国際学部長


講話概要

 いま、世界の注目が中国に集まっています。日本をはじめ世界の国々が、多かれ少なかれ、経済不況に喘いでいるにもかかわらず、中国だけは高度の経済成長率を誇っているからです。この現状に対しては、中国の発展はこのまま続くだろうとみる人々と、13〜14億ともいわれる巨大な人口を抱え、沿岸部と内陸部の生活格差が開いている中で、中国は近く崩壊するだろうという人々もおります。中国が向後どうなるかは、隣国・日本としても重大な関心事です。
 そうした折、中国研究では以前から定評のある石田収先生が、このたび、その裏面を抉った『中国の黒社会』と題する書籍を上梓され、評判を呼んでおりますので、この日は、この本のエキスを御解説いただきました。
 石田先生は、長年にわたり、中国問題を研究してこられましただけに、統計数字や例証を挙げての詳細な分析であり、それを踏まえての御講話でしたので、大層勉強になりました。その後の意見交換も盛んでした。

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