平成16年11月19日(金)

国政に参加して思うこと
―― 私の人生観 ――

ツルネン・マルテイ先生

ツルネン・マルテイ先生

 参議院議員


講話概要

 日本発の青い目の国会議員が誕生して2年が経ちました。それが、ツルネン・マルテイ先生です。先生は、1940年にフィンランドに生まれ、昭和42年にキリスト教の宣教師として来日されました。やがて先生は、日本の文化・風土を深く愛され、日本食、露天風呂が大好きといわれ、また、さらには、日本古典文学の翻訳までされました。昭和54年、日本へ帰化。湯河原町議会議員となられましたが、国政に挑戦、何度か時点で苦杯をなめましたが、平成14年、ついに参議院議員に就任されました。
 この日は、すでに日本人とはいえ青い目のマルテイ先生に、その人生観とともに、日本の国政がどう映っておられるのか、をうかがいました。
 お話は、まず、フィンランドから日本にこられて、次第に日本が好きになり、日本の女性と結婚、ついに日本に帰化された経緯。そして町会議員から国政を志し、貧しい中で努力を重ね、平成2年、参議院議員に就任。国政に参加してがっかりしたことは、党利党略が多く政策本位では決まらないこと、相手のあら捜し、野次が多い、報道が発言の一部しか伝えない、などがある。御自身は、政策はその根拠をキチンと示してする、特定の企業・個人の利害のためには働かない。政治風土に新風を吹き込みたい。座右の銘は「至誠天に通ず」であるなど、実に本来の日本人以上の日本人で、一同大層、感銘を受けました。

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