平成22年10年29日(金)

中国の日本乗っ取り工作の実態!

福田博幸先生

福田博幸先生

中国問題専門家
講話概要

 わが国固有の領土・尖閣列島海域にて、操業していた中国漁船に、海上保安庁巡視船が近づくと、網を巻き上げ退去するように見せて、その漁船が急に巡視船に衝突して逃げようとしたため、日本側は中国船長を国内法により公務執行妨害で逮捕したのに対し、中国政府が執拗に抗議してきたので、日本側は拘留延長していた船長を処分保留のまま急遽釈放した。この事件は、欧米各国でも報道され、「日本の屈辱的退却」(ニューヨークタイムズ)、「ますます威嚇的な中国に直面するアジア」(ワシントンポスト)等々、「中国脅威論」が台頭した。これに対し、中国も少し考え直したのか、ASEM首脳会議に出席していた温家宝首相は、10月4日、菅直人総理と急遽会談。危機的状況は一先ず回避された。しかし、中国問題専門家の福田博幸先生は、国民はこれで安心してはならないとし、中国の日本乗っ取り工作を論証・警告しておられるので、お話をうかがいます。
 その内容は広範ですべてを掲げるわけにゆきませんが、船長は海軍軍人出身の公安の人間で、わざとトラブルを起こし、それを口実に尖閣諸島の実効支配を狙ったもので、そのやり口は、フィリッピンなどから南沙諸島を奪ったのと同じ方法である。いずれにせよ、中国は、アメリカの力が後退すると見て、台湾、沖縄列島、日本列島を含む第2勢力圏、さらには太平洋を二分する第3勢力圏を視野に入れて行動している。日本人も政府も早くこれに気付き、対処すべし、と警告されました。
ご案内状(pdf)

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