平成15年6月20日(金)

高度成長への枠組みを作った岸信介政権!

中村隆英先生

中村隆英先生

 東京大学名誉教授


講話概要

 当「時代を刷新する会」が、昭和56年に、岸信介元総理によって創設され、昭和49年に、やはり岸元総理によって創設された(財)協和協会と連動して、25年前後にわたって、シンクタンクとしての活動を展開してきていることは、皆さまも御承知のとおりであります。このほど、日本経済の研究、特に昭和史の研究で知られる東大名誉教授の中村隆英先生が、岸信介政権の業績を分析され、岸内閣が、激動の時代の中にあって、着実に行動成長の枠組みを造ったことを実証した御編著を出されましたので、この日は、中村隆英先生に、その要旨を御解説いただきました。
 岸元総理については、昔は批判もありましたが、その後、次第に識者の評価が高まってきております。中村先生のお話も、昭和32年〜35年の岸内閣当時の社会・経済事情・世相を分かりやすく解説された上、ドルの手持ちもなく鍋底景気といわれた中で発足した岸内閣が、1年半ほどで、神武景気以来の「岩戸景気」といわれた高度成長期を築いたことを高く評価して下さいましたので、岸元総理が創設された当団体としても、懐かしく当時を思い出しながら、大層誇らしく聞かせていただきました。

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