平成24年3月16日(金)

労使協調を実現した
「日本リーダーズ協会」の活動を称える!

西原孝慶先生 西原孝慶先生
日本リーダーズ協会代表理事
西岡裕司先生 西岡裕司先生
日本リーダーズ協会理事
講話概要

 当団体および姉妹団体の(財)協和協会は、創立会長・岸信介元総理の、外に対しては万邦協和、内にあっては政・財・官・学・民の5分野の協調和合という方針から、その一環として、労使協調にも努力してきたが、前記・日本リーダーズ協会の方々が、やはり労使協調に尽力され、春には『産業労使春祭り』、秋には『産業労使秋祭り』を開催。労・使の首脳が一堂に会し一緒にお神輿を担いだり、音楽・舞踊を楽しんでいるのを知り、お話を聞くことにした。
 まず、西原孝慶代表理事から、日本リーダーズ協会は、昭和48年に創立した。その目的は、<1>豊かな自由社会を支えていく次世代リーダーの育成。<2>労使関係の社会貢献的発展。<3>相互に働き甲斐を感ずる人間集団の形成、の3つであるとして、その具体的手段を説明された。
 次に、敗戦直後から労使間で激しい対立があった記録フィルムが映写され、その内容は当時を知る年輩者には感慨深いものがあった。続いて、上記の記録フィルムに基づいて、西岡裕司同協会理事から、占領軍は当初、「日本共産党は、日本を民主化する勢力」とし、共産党側も「GHQは、日本を封建主義・軍国主義から解放した解放軍」と称えた蜜月時代もあったが、米ソ冷戦突入でGHQは、昭和25年に共産主義排除へ転じ、反共産主義の組織として総評を造ったが、その総評も左傾化し、下山事件をはじめ凶悪な事件が続発する。昭和62年、これではいけないとの反省から労働運動再編が起こり、健全な労働運動を目指す連合が大勢を占め、日本リーダーズ協会はこれの健全化に協力しているとのお話で、大層勉強になった。  

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