平成13年4月13日(金)

周辺の軍事情勢と日本の対応

杉山蕃先生

杉山蕃先生

 元統合幕僚会議議長・空将


講話概要

 今年に入って、国際情勢、特に東アジア情勢が大きく動きつつあります。すなわち、金正日北朝鮮総書記がしばしば訪中して中国首脳と会談し、他方、アメリカのブッシュ新政権は、これまでのクリントン外交と異なり、中国や北朝鮮に毅然とした態度で臨むことを宣言し、また、台湾へイージス艦の供与をチラつかせています。これに対して、ロシアのプーチン大統領の北朝鮮訪問、さらには、中国の江沢民主席の北朝鮮訪問も予定されており、東アジア情勢は今、あわただしく動いております。
 そうした折、杉山蕃・元統幕議長が、こうした情勢をいろいろと分析されておられますので、御解説いただきました。中国、北朝鮮、ロシア、台湾、それぞれの軍事力・経済力について、分かりやすく分析され、さらに、海南島沖の米中軍用機の衝突事故について、航空自衛隊当時、実際にジェット戦闘機に乗っておられただけに、国際法上も戦闘技術的にも中国軍機に非があると論じられ、大層勉強になりました。

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