平成18年7月7日(金)

「岸信介」の人物と業績を評価する

山際澄夫先生

山際澄夫先生

  ジャーナリスト


講話概要

 当団体はご承知のように、晩年の岸信介元総理が、「政党・派閥・利害・打算の次元を超えて、国家的課題を追求する」との精神に立って設立された4団体の一つです。岸先生は昭和62年8月7日に逝去されましたので、夏になると、その精神と英姿が想い起こされます。
 それにつけて、近年、ますます、岸先生の人物と業績が高く評価されていることは、まことにうれしい限りです。
 特に、この日の講・山際澄夫先生は、産経新聞の政治部記者として何人もの総理を観察してこられており、その後、ジャーナリストとして文筆・評論活動を続け、その政治評論には、定評があります。そして、山際先生も山口県御出身ということであり、特に岸信介総理の人物と業績を研究してこられておりますだけに、この際、御講話を御願いいたしました。
 当日のお話では、急遽、岸信介先生の御孫に当たる安倍晋三内閣官房長官が御出席下され、冒頭、各社テレビカメラ放列の中で、北朝鮮ミサイルが発射された折でもあり、そうした時局一般についてスピーチをしてくださいました。この場面は、3時前後の各社のニュースでも放映されました。出席者一同、感動しておりました。
 山際澄夫先生の御講話は、岸先生は、明治維新の思想的先駆者・吉田松陰先生の遺訓を体し、戦前の満州国建国・工業化に尽力し、東京裁判で不起訴・放免されるや日本再建連盟を主宰し、総理となるや安保改定に体を張って、日本再建の基礎を築いた人物、と高く評価され、その精神を安倍晋三内閣官房長官に期待したい、と述べられました。

山際澄夫先生

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