平成18年9月8日(金)

今回の自民党総裁選と歴代総裁選の内幕
―― 安倍家三代の系譜 ――

大下英治先生

大下英治先生

作家


講話概要

 5ヵ年にわたって構造改革に努力された小泉純一郎総理も、予告どおり退陣されることになり、自民党総裁選が9月8日に告示され、同20日に投票が行われることになりました。(9月1日)現在の情勢では、安倍晋三内閣官房長官の独走が取り沙汰されておりますが、選挙は水物、特に過去の自民党総裁選では、意外な結果も出ております。
 そこで今回は、昭和58年に週刊文春記者から作家に転じ、『小説田中軍団』『小説安倍晋太郎』『安倍家三代 ―― 安倍晋三』『小泉は信長か』等々、時の話題となる数々の著作を発表され、特に、過去の総裁選の内幕についても研究し、また、今回の総裁選の内幕についても研究し、また、今回の総裁選についても分析をされておられます大下英治先生に、頭記のような講題にて、ご講話をいただくことにしました。
 そのお話は、戦後の激しい派閥の対立と、それに立脚した歴代自民党総裁選の裏話にふれ、さらに、子分もおらずお金もない小泉純一郎氏がなぜ総理になれたのか、それは、いわば、小泉家の先代・先々代の性格のDNAを受け継いだといえる。また、安倍晋三衆議院議員も、安倍家三代の性格のDNAと祖父・岸信介元総理のDNAを受け継いでいるとして、その受け継いだDNA的性格につき、色々と分析され、お話しぶりも大層 面白く、一同、引き込まれるように聞きほれました。その後の質疑応答も盛んでした。
 当日のお話では、急遽、岸信介先生の御孫に当たる安倍晋三内閣官房長官が御出席下され、冒頭、各社テレビカメラ放列の中で、北朝鮮ミサイルが発射された折でもあり、そうした時局一般についてスピーチをしてくださいました。この場面は、三時前後の各社のニュースでも放映されました。出席者一同、感動しておりました。

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